スピリートはロードのお店という印象が強いようですが、小径車のチューンナップなんかもたまにします。
先週はミニベロのホイールにハブをシマノデュラエースへ、ベアリングも当店お馴染みチューン「セラミックベアリング換装」をいたしました。
まずはホイールをバラしてから、あらたにホイール組みです。
実はリムも変更したかったのですが、サイズは20インチでも少数派の451規格だったためアルミリムで高品質の良いリムが無くリムだけは現状のものを使うことになりました。
スポークは古くから切れにくいスポークとして知られる「DT SWISS」を使用。
しかし、DTには小径車に使えそうな短いスポークはないため、ちょうど良い長さへカットしてからのホイール組みです。
そして出来たホイールがこれ↓
組み方は前後ともイタリアン組みの安心仕様?!です。
そして、いよいよハブシャフトを抜いてベアリングをセラミックへ交換です。
9000系のデュラハブはハブの構造がいままでと違います。
メンテナンス性が向上しつつシャフト剛性も上がっておりシャフトのねじれが少ないことで、高負荷時でもムラのないスムーズな回転が得られます。(なんかメーカーのカタログのような言い回しですが、、、)
下の画像はリアハブをバラした様子です。
中央右側にあるグレーのベアリングがセラミックベアリングです。
構造的にはカンパニョーロのハブにとても似ています。5mmのアーレンキーを2本使う方法も同じ。もしかしたらシマノが参考にしたのかもしれませんが、カンパニョーロよりも精度は高そうでしっかりした構造になっています。
もちろん使うグリスは当店でお馴染みのクライトックスGPL223という超高級グリスです。
そして出来上がったホイールです。
タイヤは耐久性も考えIRCのROADLITEを前後に履かせてあります。
小径車はホイール径の大きいロードよりもホイールの回転が速いため、ホイール自体のチューンナップ効果が出やすいです。
小径車では走り系のチューンナップ方法が少ないのですが、当店ではロードの経験を生かしたチューンで小径車のチューンナップを提案いたします。
浅草生まれの店主が営む浅草の小さな自転車屋
BIKE SHOP SPIRITO(スピリート)
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